懐かしい旨さ『ルパンのミートボールスパゲティ』レシピ

暑い。なるべく料理したくない。けど、肉が食べたい。しかも簡単な方法で、優しい味で、美味しいやつ。
・・と、ルパン三世のカリオストロの城に出てくるミートボールスパゲティを思い出した。
これだ。↑↑↑↑↑次元とルパンが奪い合うようにガッつくミートボールいっぱいのスパゲティ。
あー、食べたい。でも、どんなレシピでつくろうか?
懐かしいってどんな味?
わたしにとって、ミートボールスパゲティは”母の味”。小さいころに時々作ってくれていて、大好きだったのだ。
それは、塩胡椒だけ?ってくらいあっさり味で固めのスパゲティと、手作りの優しい味がするトマト煮込みのミートボール。ミートボールは、頬張ると見た目以上に柔らかく崩れて旨みが広がり、最高だった。
そういえば段々作らなくなったのは、どうしてだろう?母の嗜好が変わったんだろうか。チビッ子用の献立だったのだろうか。
ともあれ、味は昭和な母スパゲティの記憶をもとに、ビジュアルはルパンのカリ城風につくってみた。思った以上に博士にも好評で、リピオーダーまでいただいたため、備忘録として記録します。
レシピは簡単?
母は、麺とミートボールを別々に作ってた気がするが(我ながらよく覚えてるな)面倒なのでフライパンひとつで作ってみる。赤ワインと楽しみたいので、ちょっとパスタは控えめに・・
ミートボール:合挽きひき肉280g、玉ねぎ1個、しめじ半パック、パン粉(大サジ2〜3くらい)、全卵1個、塩コショウ、ナツメグ、炒め用の油とバター(適宜)
ソース:カットトマト1缶、にんにく2片、乾燥バジル(大さじ2くらい?けっこうたっぷり)、塩胡椒と醤油
パスタ:200g弱(やや少なめ)
博士が帰ったタイミングでサッと出来るよう、ためしてガッテンで見た「すいすいパスタ」にしよう。これなら1分で、プリッとしたいい感じのパスタに茹で上がる。
1)先ず、パスタを水に浸けて放置(最低1時間)
2)玉ねぎ/しめじをみじん切りにし、バターで炒めそのまま冷ます ※ソース用のにんにくも一緒にみじん切りしておく
3)冷めたらミートボールの他材料と捏ね合わせ、大きめのボールにし、油を引いた(玉ねぎ炒めたあとの)フライパンで焼き目をつけ、取り出しておく
4)肉の油も合わさったフライパンへ、ソースの材料を入れ(調味料以外)弱火で煮込む
5)にんにくが十分柔らかくなったら、ミートボールを入れて弱火で火が通るまで煮込む(水分が足りなかったら白ワインなど足す)
6)ミートボールを取り出し、ソースに水漬けパスタを入れ(ここで漬け水を入れてもいい)、麺が透き通るまでソースと絡め、塩コショウ/醤油で味を整える
7)完成!パスタ→ミートボールを器に盛る
5)の途中でミートボールを放置し、食べる直前に6)から一気に仕上げるのも可能だ。
食べてみてどうだった?
ルパンの映画どおりで悔しいくらい、赤ワインのつまみとして最高だった。
柔らかくするために野菜たっぷりにしたミートボールは、思惑どおりホロリとしながらジューシー。そして、水漬けパスタの優秀なこと!夜遅くの食事となり長時間(8時間くらい)水漬けしたが、いつもと変わらずプリプリした食感で麺ゆで名人・博士に褒められた。
水漬けパスタはソースもよく吸うため、シンプルながら旨みたっぷりのトマトソースもよく絡んでいて・・
期待どおりの美味さに、静かに奪い合った。また、赤ワインも進みまくった。
PS:タバスコやパルメザンチーズもお好みで。タバスコがんがんふったら、尚美味しかったです。
ポイントとまとめ
・お肉たっぷり&野菜はもっとたっぷり使って(ピーマンやニンジンも合いそう)ミートボールはたっぷりつくろう
・水漬けパスタは、とくに夏場助かる!おすすめ
正直、玉ねぎを刻んで炒める以外は大変ではない。炒めない玉ねぎのハンバーグも美味しいので、今度はもっと手を抜いて(!)炒めない玉ねぎバージョンを試してみようか。
ミートボールスパゲティって、子どももオトナも嬉しくなる味だ。ルパンと母、ごちそうさまでした!